町歩きの会<巣鴨地区探訪>(2018年5月16日(水))

平成30年5月16日(水)、気温は真夏日並みの快晴、東京都豊島区の巣鴨地区を廻りました。

江戸時代この辺りは、江戸町奉行所の支配下に置かれ、広大な大名の下屋敷や武家の住居、薬草園で占められており、中山道沿いの町並として大いに賑わいをみせていました。板橋宿への途中で庚申塚には問屋場や茶屋、種子屋があり、その様子は安藤広重の「江戸名所図会」にも載っている。

 

今回のコースは国分寺駅9:30集合で、新宿駅―巣鴨駅―徳川慶喜梅屋敷跡―染井吉野の碑―大都映画巣鴨撮影所跡―妙行寺―延命地蔵尊―巣鴨庚申塚―高岩寺((とげぬき地蔵)―巣鴨とげぬき地蔵商店街でショッピング―真性寺(江戸六地蔵)―鮒いち(昼食)―本妙寺―慈眼寺―都営染井霊園を横目に巣鴨駅―国分寺着は17:00前でした。

先ずスタートは明治30年に徳川慶喜が静岡の謹慎生活から28年ぶりに帰京し移り住んだ、巣鴨邸跡碑を訪ねた。

中村幹事から“中山道(白山通り)に面して門があり、3000坪の広大な敷地には水戸に因み梅林があり「ケイキさんの梅屋敷」と呼ばれ親しまれた”等の説明があり、続いて染井吉野の碑に廻り・ご存知気象庁の桜開花の「桜」はソメイヨシノで、染井村の植木職人がエドヒガンとオオシマザクラを交配したのがルーツだと云われている。その後吉宗の命で飛鳥山に桜を植樹したとのこと。

この地域は史跡、お寺が多く、大都映画撮影所跡地に移動、大都は戦前の娯楽映画会社で、いわば大映の前身ともいえる映画会社、伴淳三郎、水島道太郎等が在籍した。慈眼寺は芥川龍之介、谷崎潤一郎の墓、妙行寺には四谷怪談で知られるお岩さんの墓があり、本妙寺は江戸町奉行の遠山景元、囲碁家元の本因坊家、北辰一刀流の千葉周作の墓があり、千葉家の墓では丁度墓参に訪れた7代目子孫の女性としばし有名剣豪の話題に花を咲かせ、それぞれお参りした。

巣鴨地蔵通り商店街(おばあちゃの原宿)では名物塩大福を買い求め、高岩寺(とげぬき地蔵)では古くからここのお札を飲むと悪いところが治ると信仰されており、お札を購入した。また洗い観音に水をかけ、その水で自分の悪い箇所(観音様の)を洗うと治るといわれ、皆それぞれおもいおもいに水をかけ洗ったようで、ご利益を期待した。神頼み?が通じれば幸い。 

昼食は小料理の「鮒いち」で・先ずは渇いた喉がお待ちかねで、生ビール、酒で乾杯し、刺身/焼き鳥/サラダ/から揚げに最後は名物釜飯で胃袋を満たした。食後は積み残しの行程を完歩し、帰路に着いた。

30度に近い高温の中、1万数千歩を歩き疲れたが、良い一日でした。蛇足ながら真性寺は清水会長の母方先祖代々の墓所があり、また地蔵建立の際はそこそこの寄進をしたらしく、台座後ろに名前が刻まれているとの事、ついでに祖父、伯父の墓にお参りした様だ。

 

 

参加者:
眞宅康博、野部明敬、清水元、島崎幸男、舘 外博、舘夫人、中山斌雄、中山夫人、浅野道博、
青木夫人、吉田夫人、幹事:日置憲二郎、中村俊雄

(幹事 中村、日置記)