真姿の池湧水群(東京都指定名勝、全国名水百選(昭和60年)、都名水57選)

 嘉祥元年(848)、絶世の美女・玉造小町が重い病気に苦しみ、国分寺の薬師如来に祈ると、一人の童子があらわれ池の水で清めるように言いました。
小町が身体を洗うとたちまち病気が治癒し、元の美しい姿に戻ったという伝承から、この池を「真姿の池」と呼ぶようになりました。この真姿の池湧水群などの国分寺市内の湧水は「野川」の源流です。「野川」は世田谷区の二子玉川で多摩川に合流しています。