「満福寺で寄席」を終えて

平成24年2月11日(祝)午前10時30分・国分寺市戸倉の満福寺で涅槃会(実際は15日)の法要が開催され、全員が般若心経を唱えたあと、住職から涅槃図の見方など法話があった。
引き続きこの寺の檀家であり、国分寺稲門会幹事の野部明敬氏(芸名・参遊亭呑兵衛)による落語の口演に移り、まくらに柳亭痴楽の綴方教室の山手線の全駅名を読み込んだ「恋の山手線」ほか時事問題など折り込んだ話で、笑いをとり本題に入る。
 演目は「壷算」この話は一荷入りの甕を買い、話の流れにうまく乗せて二荷入りの甕をせしめた上、一荷入りの甕分の代金も返してもらうという内容、約30分を軽妙な話術で締めくくり拍手を浴びた。
 次に稲門会幹事の小野洋一郎氏の「南京玉すだれ」、小野夫人はじめ3人のご婦人を従えて、竹で編んだすだれを巧妙に操り、ユーモアにとんだ話術で、東京タワー、鯛などを繰り出し観衆をひきつけた。その上マジックも、つぎつぎと不思議現象を披露し拍手喝采を受けた。
 参加者全員にお土産も出るサービスがあり、楽しい一時を味わった。

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