会長挨拶
皆様、お元気でお過ごしのことと存じます。
国分寺稲門会には現在11の同好会がコロナ沈静化しつつある今春からその活動を再開しています。私の尊敬する先輩会員はすべての会に一度は顔を出したそうです。まさに「百聞は一見し如かず」=人から何度も聞くより、一度実際に自分の目で見る方が確かであり、よくわかる。まさに名言です。
以前NHKの対談番組で、あるベテラン歌手が「微笑は人生の通行手形」という言葉を教えてくれました。知らない人に会うとき笑顔で接すれば万事うまくいく。その通りだと思います。
人生100年時代と言われ、以来、わが居室には「長寿十訓」が額に入れてあります。今朝、改めて読み返しました。少肉多菜、少塩多酢、少糖多果、少食多噛、少煩多眠、少怒多笑、少言多行、少欲多施、少衣多浴、少車多歩。思わずハッとさせられました。
こんな狭い居室でも人生訓が詰まっているものです。右の壁には百歳を生き抜いた平櫛田中翁が「60,70ははなたれ小僧、男の人生100から100から」と語っています。私も現在75歳、これからの25年は長いです。毎日を大切に無駄のない生活を送りたいものです。
最後にシラーの言葉「時の歩みは3種類ある。未来はためながらゆっくりと近づき、現在は矢のように過ぎ去り、過去は永遠に静かに立っている。」
「喜怒哀楽」に関し、同好会は喜びと楽しみを享受するものです。しかしそこには怒りや哀しみが待っています。それを糧にしてこそ真の喜び、楽しみを得ることが出来るのでしょう。
皆様にとって明日が明るく希望に満ちた日になることを祈っております。
令和5年12月吉日
国分寺稲門会会長 下山 登