商議員会が開催されました
2024年12月7日商議員フォーラムが大隈講堂に於いて開催されました。
田中愛治総長より「世界人類に貢献する人材を育てる早稲田」と題して、大学の創立150周年記念事業に向けた道筋が講演されました。
続いて商科学術院 大学院経営管理研究科 入山章栄教授より「早稲田大学ビジネススクールの成長と展望」と題して学事報告がありました。
田中総長講演要旨
「世界人類に貢献する人材を育てる早稲田」
早稲田大学は2032年に創立150周年を迎える。
150年の伝統を礎に「世界で輝く早稲田」へ進む。
現在入学試験においては、私学中最も高い偏差値となった。目指すところは偏差値向上ではないが、早稲田への入学を望む学生が増えていることの表れである。
早稲田への愛校心高揚に向け2022年以降の新入生全員に「大隈重信と早稲田大学」を無償配布している。首都圏以外からの受験生を増やすべく、講義録のWeb上公開する。
これまで掲げてきた早稲田が目指す目標
2040年までには日本で最も入学して学ぶ価値のある大学になる
2050年までにはアジアで最も入学して学ぶ価値のある大学になる
ことを目指して、種々の施策を講じている。
グローバル化の展開
受け入れ留学生8,000名以上、派遣留学生は4,000名以上、英語プログラムを6学部16研究科で実施、日本トップの質・量である。学生全員が海外留学を経験する(2032実現目標)事を目標にしている。
世界に貢献する研究大学
人類に貢献する課題を強化 戦略的予算付与
例えばオクトパスロボット等種々ロボット,ドローンなどの基礎技術を被災地支援・被者救済になどに応用する新技術開発。
量子コンピュータソフトウェア・パワー半導体その他の分野の、産学連携。など実例を挙げながら紹介された。
商科学術院 大学院経営管理研究科 入山章栄教授 学事報告要旨
「早稲田大学ビジネススクールの成長と展望」
早稲田大学ビジネススクールは2007年に発足した社会人向け大学院である。定員約300人に対し1,000人以上の受験者がある。社会人が夜間などに学習する過程で7つのプログラムがある。学費は2年間で400万円。
代表的プログラムである全日グローバルプログラムでは、アジア、北米、欧州、中南米、アフリカからの留学生など20カ国からの学生を受け入れ。
終身雇用制が崩壊し、大企業の若手・中堅社員が実学を学ぶために入学するケースが多く見られる。
欧米のMBA取得のための入学と異なり、早稲田ビジネススクールでは実学を学ぶための入学が多い。
社会の変革への要請応えるべく、実業界から多くの教授を招き、実績を上げている。
今後さらなる発展のため、女性教員・外国籍教員を登用し、変化する社会に対するWBSのさらなる変革を進めていく。