「グルメ・作って食べよう会」報告 (2015年4月26日)

 裕次郎の恋の町札幌、都はるみの小樽運河、サブちゃんの函館の女・・・北海道には、心にしみる歌があり、ロマン漂う思い出があります。今回のグルメ会は、この北の大地に思いをはせ「北海道を楽しむ」をテーマに、その食材を使った料理に挑戦しました。
 まずはイカ飯。足を取った腹を押しながら狭い入口を開き、粘った米と刻んだ足を入れるのは至難の技ですが、小林職人は集中力と根気でこの苦難を乗り切りました。
 コロッケは中村職人の担当、日頃の「男子厨房に常駐すべし」の実戦成果で瞬く間に30個近くを完成させました。
 スペアリブは5kgの骨付豚肉に下味をほどこしオーブンで30分焼きますが、期待のオーブンの1台は故障中、残りの1台はガス式で温度調整が微妙で、イライラ・汗だくで100個ほどを作り上げた中山職人は、敗残兵のようなウツロな眼差しでした。
 アスパラの蟹乗せお浸しは、北京帰りの、和食にうとい赤池中華職人担当でしたが、北京への熱い思いを腕にこめて、纏め上げました。
 なんと言っても圧巻は手打ちうどんです。吉松蕎麦職人は、そば粉をうどん粉に変えての初挑戦です。一晩寝かせてきた生地を、怪しい動きで腰を揺さぶりながら何度も練り、足で踏み、持参の麺棒・まな板・専用包丁を駆使して30人前作り上げ、ベテラン青木職人のあざやかな手さばきで煮込んだ肉・ゴマつけ汁との相性も抜群で、素晴らしい一献に仕上がりました。
 寺沢・安藤・浅野職人のサポートを得て、至難の料理も完成し40分遅れで宴会が始まり、初参加の陶久さん他25名参加者全員の一言スピーチで盛り上がり、美食・美酒に酔いしれて3時半すぎにお開きとなりました。参加された青木・黒川・田中・中山・廣田・吉田夫人(アイウ順)は解散後某所で、仲良くヒソヒソと秘密会談をしたとの情報がありました。
                                        担当幹事:中村、中山(記)