ハイキング愛好会

ハイキング愛好会「玉川上水を巡る Ⅴ」三鷹-高井戸(2023年11月30日)

今回のハイキングは、紅葉の盛りを迎えた玉川上水緑道三鷹-高井戸間8kmのコースです。
9時三鷹駅集合。この時間はまだ多くの通勤客で上り電車は混んでいました。本日の参加人員は7名です。

三鷹駅はJR中央線と玉川上水が交差しているところで、駅の下を玉川上水が流れていて、駅の南口に玉川上水の三鷹橋があります。
雲一つ無い青空の下、冬を迎えて心地よい冷気の中、玉川上水の南側に設けられた風の散歩道を上水に沿って進みます。沿道の木々は、酷かった夏の暑さからやっと解放されたように黄色や赤に染まっていました。まずは好調のスタートです。

10分ほどで「山本有三記念館」に到着します。ここは山本有三が昭和11年から昭和21年まで家族とともに住んだ家です。洋風建築で、石を多く用いた特徴的なデザインの家で、現在は三鷹市の施設になっています。内部には山本有三に関連する様々な資料が展示されています。建物の南側は庭園になっていて、整備された多くの木を楽しむ事ができます。到着は開館少し前でしたが、門を開けていただき、集合写真を撮っていただきました。内部の展示を見学し、紅葉の輝く庭を散策しました。

山本有三記念館を出発し、東に向かうとやがて井の頭公園の南側を通ります。野鳥観察施設バードサンクチュアリが設けられていて、マニアがのぞき窓から鳥の写真を撮っていました。辺りには鳥のさえずりが響いています。紅葉を楽しみながらさらにコースを進みます。この辺りの玉川上水緑道は、整備された庭園や公園ばかりでなく、自然をそのまま残されていて、道の両側には背の高い木が多く見られ、上水の上にも水が見えにくくなるくらいに生い茂っています。赤や黄色に色づいた木や、赤い実を付けた木などを楽しみました。また、幾つかの畑もあり、野菜や果物が栽培されています。直売所ではこれらの作物が売られていました。

途中休憩時間をとりながら2時間ほど歩行し、高井戸に着きます。玉川上水はここで中央自動車道と交差し、ここから東側は暗渠になっていて、これまで見えていた水の流れそのものは見る事が出来なくなります。さらに環状八号線と交差する辺りで昼食を摂ります。運動の後の美味いビールと食事を楽しんだ後解散となりました。

 

参加者
眞宅 中山 日置 廣田 下山 村山 中島